看護師に向いてる人(看護師の適正)
2016/05/14 コメント : 2
看護師という仕事を選ぶに当たって、自分が看護師に向いているか向いていないか?というのは気になるところだと思います。
実際に、私が職場で働いている時も、患者さんからよく言われていたのが
「大変な仕事よね、私には絶対に無理だと思う」
「私の娘も看護師になろうとしてるけど責任感ないから無理だと思うの」
「血が苦手だから看護の仕事はむいてないよね」
とかそんな感じ
どーもみなさん、看護師という仕事をなんとも、やんごと無き職業だと思われてるようですね。
あたしから言わせてもらえば、看護師の仕事なんて、その気になれば誰だってできます。
だって、あたしが看護師やってて成立してるんですからね。
対人間の世話、というのは、いわゆるひとつの体得する技術ですので、練習すれば出来るようになります。
責任感などの心情も学生の頃から叩き込まれる概念ですので、今現在責任感があるとかないとか、あたしからすればそんなモノはどーだって良いものです。
もちろん、実際の職場でより強くなる、というのは本当ですが。
血が苦手とか、針が苦手というのはね・・・・慣れますよ。銀行員が毎日大金を目にしてもなんとも思わないのと一緒です。
1日100本も200本も点滴刺してると、怖いとか苦手とか言ってられなくなりますからね。
ただ、看護師をやっているとどこかで人の死を看取る、というケースに当たる時はあります。この辺りの看護師のメンタルケアに関しても、学生時代にある程度学ぶところではあるのですが、それでも、どうしても駄目だと言う看護師も実際にいます。
そういう人は、そういう職場に行かないと良いです。病棟勤務を避けたり、単科(外科、内科などではなく、眼科、耳鼻科など)の外来勤務などを選択することで、ある程度そういうケースから離れることはできます。
看護師といっても、みんながみんな同じ仕事をするわけではないので、看護師という仕事の中で、さらに自分に合う仕事、合わない仕事を選ぶことができます。
例えば、看護師なのに全く患者さんと関わらない、という仕事も探せばあります。いわゆるお役所仕事みたいなものですね。
というわけで、看護師に向いているか向いていないか、というよりは、職場と仕事内容が自分に合うか、合わないか、という所が本来の問題ということになります。
同じ資格なのに、変な話ですね。