看護師は人の死期がわかる
死期がわかる、というのは要するにDEATH NOTE的な、どこの誰々がいつ死ぬのかがわかる(寿命が見える)とか、そういう話ではありません。
例えば病気などで入院し長期療養中の患者さんが、手の施しようもなく最期の時を迎えようとしているときに、その生命がいつ尽きてしまうか、がわかるということです。。
そのような状態の患者さんを何度も見てきたベテランの看護師は、人の死期がなんとなくわかってしまいます。
ある種、ベテラン看護師の特殊能力みたいなものだと思います。
いや、厳密に言えばわかると断言するには語弊があります。本当は死期なんて、誰にもわかりません。
人の死期は誰が決めるわけでもない、神様が決めることですし、治療を望まれる患者さんにはもちろん最後まで諦めずに延命を測りますし、患者さんとその家族が望む方向へ行けるように、精一杯サポートします。死期がわかっても患者家族が望めばそれをできるだけ伸ばそうとするのが医療です。
そもそも、人の死期が厳密にわかれば、うまくコントロールして夜間や休日、誰も知らないうちにに亡くなる人なんていなくなるはずですよね。
なので、「この人は●日位だな」とか、そういう明確な数値で図りきれるものではありません・・・まぁ当然ですけど。
もちろん、統計的なデータから、死期を推定することはできます。よく、医療ドラマとかで「余命●年です」とかって言いますよね、あれもいわゆる死期ということになるのですが
患者さんの年齢と原疾患とその病気の進行度が確定していれば、文献上のデータに基づいた死期というのはわかりますよね。。まぁこれももちろん個人差はありますけど。
ただ、ここで言うベテラン看護師がわかる人の死期というのは、統計的なデータでわかるというわけではありません。
詳しい内容は話しませんが、ベテラン看護師さんはとにかく患者さんを見て死期を感じることができます。
最期の時を迎えようとしている人、というのを
感じるんです
もう少しだけ言うと、看護師の五感を使うことによって、死期がなんとなくわかります。。
人間のある部分の変化を微妙に感じ取るわけです。。
まぁ私自身も、元ネタは先輩に教えてもらってから、なんとなく理解できるようになった気がしますが
ぶっちゃけ、その判断材料のいくつかは、ちょっと都市伝説的な話もあったりします。
信じるか信じないかは
あなた次第です!(どーん!)
みたいな
今回の話は死期を見極める方法論ではありませんので、この辺にしておきますが
看護師になると、一般の人にはなかなか感じ取れない特殊能力を得ることができる、というお話でした。