看護学生の6割が患者からの暴力を経験
2012/06/13 コメント : 1
筑波大学の看護科学教授らの研究チームの調査でわかった内容が、毎日.jpの記事に掲載されていたので紹介しておきます。
看護学生の6割が、患者からの暴力を経験していた
看護学生が実習中に患者から受けた暴力の実態を、筑波大の江守陽子教授(看護科学)らの研究チームが調査した。学生の6割が暴力を受け、うち性的暴力が精神的暴力と並んで4割を超えていた。日本看護協会の調査では看護職員への暴力は約3割とされ、学生は2倍もあった。⇒毎日.jp(看護学生の6割が患者からの暴力を経験)
ということです。
看護学生で、有効回答をした593人中、暴力を受けたと答えた学生は352人
59.4%ですので、半分以上の看護学生が暴力を受けた!と答えている、というわけです。。
ちなみに、その暴力の内訳というのが、
精神的暴力 44.7%
性的暴力 43.1%
身体的暴力 12.2%。
とのことですが・・・
まぁ、暴言を吐かれた、とか、セクハラ・パワハラを受けたみたいな事なんだと思います。
ウーン(゜レ゜)
正直 大袈裟な気が。。。。
どうしても、看護師ってボディタッチが多い仕事だし、何かの拍子で看護師さんのイケない場所に触れちゃったって事結構あると思うんだけど・・・。まぁ、明らかにセクハラこいてくる危険人物も時々いますが、そういう情報は皆で共有して対策を練ったりしますよね?そんな人に学生を付けたりはしないと思うけど。。
まぁそこは、立場の弱い学生さんだから、上司とかに上手く相談できない所を狙ってるのかもしれませんが、セクハラする患者さんってわざわざそこまで計算してセクハラしたりする?
患者さんで、何かと怒鳴ったり、看護師に強く当たったりする人は実際います。。
(そんな人を学生に担当させたりはしませんが)
私も、実際に患者に手を出された事も何度もあります。・・・・回避するのも上手になりました。。(えっへん)
でも、患者さんの立場からするとね・・・病院という非現実的な環境の中で、自分はいろんな病気を持ってて、会話する人も限られてしまい、動ける場所も制限されてしまい・・・
気持ち的に情緒不安定になったりすることもあるよね?人間だもん。。
病気がそうさせるのか、使っている薬の影響か、錯乱して強く当たったりする事もありますよね。
それを看護師に「人格を否定された」とか「辱められた」とか言われちゃったら
患者は誰にも相談できなくなっちゃうような気がするのですが
・・・そこんとこどうなんでしょう?
まぁ、看護師も人間ですから、怒りや嫌悪感を覚えてまで苦手な患者と一人で向き合う必要もないよね。
私自身が、セクハラとかもサラリと流しちゃって気にしないタイプだから言えることであって、本気で悩んでいる人も沢山いると思います。そうなると、患者さんと関わるのも怖くなってきちゃうよね。。
まずは、一人で悩まず、情報共有することですよね。。マンツーマンで戦おうとするから精神的苦痛を伴うわけですよ。。
まぁ学生の立場上そういう事を上司に相談するのが難しいのかもしれませんが
そこは、学生担当の看護師や、新人教育する上司がなんとか部下の気持ちを汲み取ってあげられる環境を作ってあげなきゃダメだよね。。
研究チームの改善策は
患者との距離感の取り方など暴力防止の実技講習をする
防犯ブザーを持たせる
とか、書いてありましたが
本当にこれで改善するのか・・・・正直ちょっと疑問。。