夜間の救急外来は受診するべきか。

      2013/02/18  コメント : 1 

夜間の救急外来

夜間の急な疼痛、発熱、気分不良。。近所のかかりつけ病院は閉まっているし、総合病院の救急外来を受診するべきか否かを迷われる方も多いと思います。

総合病院で、救急指定病院であれば基本的には24時間受診できるシステムになっています。時間外受診の場合、大抵正面玄関は閉まっていますが、裏口あたりの小さな入口が時間外受付となっています。

怪我や病気はいつ起こるかわかりませんので、24時間病院で受診ができるという安心感は良いですよね。

何か不測な事態が起こったら、救急外来に駆け込めばとりあえず何とかしてくれるんじゃないの!?

と 思っている方は非常に多いです。

しかし、これは大きな間違い

実際、救急外来を受診しても、結局満足いく結果が得られなかった、という人が意外と多いです。。


その理由を説明します。

私の経験上の話なので、全ての総合病院がそうである、というわけではないのですが、大抵の総合病院の夜間救急外来には、研修医が患者様を診察します。

もちろん、研修医以外の医者も待機している場合が多いのですが、大抵入院中の自分の担当患者のお世話をしているか、もしくは医局で引っ込んでデスクワークをしていることが多いです。書類書いたり、休憩したりとか。

そして研修医じゃどーも対応できない、という事態の時に呼び出され、外来に顔を出すという寸法だったりします。

まーこれもまだ良い方で、地方の病院とかになると夜勤専属のバイト研修医しかいないという場合もあります。

患者にとってはベテランも研修医も、医者は医者ですから、とりあえず診察してくれたらどうにかしてくれると思いますよね。まぁ実際はどうにかしているというのが現状だったりするんですけどね・・・。

あと一つ問題がありまして

一般的に医者はそれぞれ外科、内科、整形外科などの専門科があるのですが、救急外来においては救急専門の医者がいる、というわけではありません。他職種の夜勤の仕事と同様、ある一定のペースで夜勤が回ってくるという感じで、1人の医者が全ての患者を診察する、ということになります。

なので同じ病院でも、今日の夜間救急外来は外科の医者だったけど、明日は耳鼻科の医者、という感じになることも少なくありません。。その日に夜間救急外来に駆け込んできた患者全てを・・・例えば交通事故の人、呼吸が苦しい人、なんだか眠れない人、こんな人たちを1人の医者が診察したりするのです。

基本的にはその医者が対応するのですが、どーも専門的な分野じゃわからなくて自分じゃ手も足もでない、という場合は、オンコールといって専門の先生を電話で呼び出して病院に来てもらう、ということになります。

しかも、夜勤帯はお昼間沢山いるはずの放射線の技師さんや検査科の方々も1人とかしかいないので、詳しい検査などがほとんどできません。

つまりね、よくわからないってことなんですよ。病院に行ったら分かるかといわれても実はよく分からない。

詳しく調べるためには専門医が自宅から病院に来るまで待たなきゃならない、技師さん検査科も呼び出さなきゃならない。すごい時間がかかるんです。

こういう理由もあり、救急外来の診療というのは

基本的に治療目的ではなく、その日の夜を安全安楽に過ごしてもらうためのその場しのぎの処置を目安に行い、翌日自分の足で再度診察を受けることができる体調を整える為の補助を行う為の診察になります。

しかし、救急外来に来れば自分の不具合が今すぐに分かり、あわよくば治してもらうことができると思って来院する方が非常に多い為

すごい長時間待たされた挙句、診察時間は超短く、しかも自分に起こった詳しい原因などはわからないまま帰されることになった 

しかも支払は高い

みたいな

マジで、病院なんか行くんじゃなかった

みたいな

超ー 不満が残る受診になってしまった と思われる方も少なくないはず。

とはいえ、看護師だった私がそんな事言ってしまえば、どんな時に救急外来に行けばいいのか悩んでしまうかもしれませんね。

救急外来は良くないらしいという私のつぶやきを信用してしまい・・・事態を悪化させてしまう人がいても困りますので

もうすこし、この話を続けたいと思います。

救急病院はなぜ長時間待たされるのか

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