救急病院へ今すぐ駆け込むべき身体の症状

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夜間の救急病院は受診するべきかに続き、救急病院はなぜ長時間待たされるのかのさらに続きです。

この2つの記事を読んで頂ければ

おいおい、夜間の病院なんて行くもんじゃねぇな、長時間待たされた挙句研修医に適当に診てもらって結局原因不明のまま金だけ取られるなんて無駄の極みじゃん!

なんて思う人もいるかもしれませんが

実はあながち間違ってもないです。

基本的に夜間の救急病院は、翌日の通常診療を受診できるようにする為の一時しのぎでしかありませんので、病状の原因究明を求めに受診しても無駄足で終わるだけです。

暗い中夜間病院へ行き、待合室で長時間待たされ受診するよりは、できれば自宅にある常備薬などを飲んでその夜をなんとかしのいで、翌日朝1番で病院に駆け込む方が何倍も良いと思います。

じゃあ、いつ夜間の病院を受診すればいいのか、というのをお話しますと

とにかく一刻も早く、処置が必要な状態の場合は、休みだろうが夜間だろうが、すっ飛んで病院に駆け込む必要があります。

その時の症状によっては、一晩我慢する事がかえって逆効果になることもあります。つまり手遅れの状態は避けなければならないということです。

何でもっと早く来なかったの!?と言われちゃたまりませんよね。まぁそのような緊急事態に対応するために、そもそも救急外来というものが存在しているわけなのですが・・・

とはいえ、多分医療従事者でなければ、この状態がどの程度重篤な症状なのか・・・つまり、様子を見てよいものか、すぐに病院に行かなければならないものなのか、その判断に迷う人も多いかと思います。

なので今回は、こんな症状が現れたらすぐに病院へすっ飛んでいくべき身体の症状について、項目を上げていくことにします。

ここに上げているのはあくまでも、緊急性が高く、一刻も早く病院へ行くべき症状であり、これ以外では病院へ行く必要が無い、と言っているわけではありません。緊急性が無くても不具合があれば病院へ行きましょう。

自分自身の症状だけでなく、家族や知り合いなどでこの様な症状が見られる方への対処としても覚えておいてください。

救急病院へ今すぐ駆け込むべき身体の症状

意識障害がある、体の一部が自由に動かせない

急に手足がしびれたり自由に動かせなくなったり、言葉が急に出なくなったり、意識が朦朧としたり、もしくは同様の症状が出ている人をみかけたり、意識が無くなった人と居合わせたら、すぐに119番で救急車を呼びましょう。

こういった症状には色々な原因があるのですが、脳血管系の病気である可能性が極めて高く、その場合は一刻も早く処置をすることで命が助かったり、後遺症を最低限にしたりできます。脳血管系の治療は早ければ早いほど効果が出ますし、遅ければ遅いほど重篤になっていきます。

また意識が無くなった方と居合わせた場合、心臓は動いているか、呼吸が止まってないかなども必ず確認してください。

呼吸が極めて苦しい

突然、呼吸をしても大きく息が吸えない、激しい運動で呼吸ができなくなるなどの呼吸困難や、それに伴う頻脈、動悸、咳といった症状がある時、気胸などの肺の病気が疑われます。簡単に言えば、肺が破れて漏れ出た空気で自らの肺を圧迫してしまう病気なので、ほっといてもどんどん苦しくなるだけだし、勝手には治りません。すぐに病院で処置をする必要があります。

例えば喘息発作など、原因が明らかな呼吸困難であったとしても、手持ちの薬に効果がない場合などは、病院には発作を抑えるための効果的な吸入薬や点滴などがあり、すぐに処置ができます。わざわざ苦しい思いをして一晩我慢する必要はありませんので、すぐに病院へ行きましょう。

血が止まらない

ケガなどの外傷を含め、どんどん血が流れてしまう場合はすぐに病院へ。出血量が多いと出血性ショックという意識障害に陥ることがあります。

特に真っ赤な血が脈打つように噴き出るような出血の場合、動脈を損傷している可能性があります。動脈の損傷は多量の失血が考えられ、命にも関わってきますので、迷わず救急車を呼びましょう。手足など、抹消のケガであれば、心臓より出血部位を高い位置に挙げ、20分圧迫しても止血できない場合はすぐに病院へ。

血を吐く、下血が止まらないなどの多量出血もすぐ病院へ。身体の内部で出血し、見た目では分からない所で急に出血性ショックを起こす可能性があります。

1回だけとか、すぐに止まったなどの場合はとりあえず様子を見て、早い時期の平日昼間の病院へ行きましょう。

水が飲めない、尿がでない

水が飲めない場合というのは、大抵が消化管の異常で、下痢嘔吐などが伴う場合が多いと思います。食べ物が食べれない程度であれば、夜間病院に駆け込む必要はないのですが、水が1滴も飲めないという状態が続けば、脱水症状が起こりそれに伴い意識障害や、血管を詰まらせるなどの血管系の病気を起こす引き金になったりします。

まずは点滴で緊急措置ができますので、すぐに病院へ行きましょう。

尿が出ないというのは脱水症状のサインです。身体の中の水分が減り、血液の量が減ることで、血液を濾過して尿を作る能力が低下するということになります。

39度以上の熱が続く、痛くて動けない

まずは市販の解熱鎮痛剤などを使用しても、1時間以内に薬効が認められない場合は病院へ行きましょう。何となく薬が効いている気がする、楽になったという場合は翌日でも大丈夫です。

発熱や痛みがおさまらない場合は身体の中で炎症している可能性があります。例えば虫垂炎(盲腸)とか、胆嚢炎、胆石が詰まったなどの場合、ほっといて治るものでは無い上、炎症はひどくなる一方です。早い処置であればあるほど、治療の時間は短く、処置も簡単で済みます。

虫垂炎を放置していてひどくなり、腹膜炎を発症してしまったら、緊急手術が必要になります。

軽度の虫垂炎の手術であれば点滴で治すこともできるし、手術しても手術創は5cm以下で済むところ、腹膜炎になれば手術も大変になります。・・・3,40代の男性に多いです。仕事が忙しくて病院へ行けず、痛み止めでごまかしながら悪化させて運ばれて来る人。。炎症がひどくなると手術の傷口も大きくなるし入院期間も長くなります。治療は早ければ早い方が良いということですね。

私の主観で言えば、自分で車を運転して、もしくは公共の交通機関を使って病院へ行けるほどの余裕がある人は、夜中急いで病院へ向かう必要はなく、翌日朝一番でも充分間に合うと思います。

その日眠れなくて睡眠薬が欲しいという理由で、夜間救急外来に来る人も時々いらっしゃいますが、1日眠れなくても死ぬわけではありません。翌日受診して薬を貰ったほうが沢山貰えますよ。。・・・救急外来に備蓄されている薬品は少ないので、夜間に受診しても、1,2日分しか貰えません。

当たり前のことですが、救急病院は緊急な対応が必要な方が受診する所です。

コンビニ受診患者が少しでも減れば、救急外来での待ち時間も減りますし、重症な患者や、緊急処置が必要な患者に手をかけることができ、助かる命だって増えるのではないかと。

また、受診する患者さんも嫌な思いをすることが減ると思います。

ただ、最終的には自己判断になります。

処置が早ければ早い方が良い病気は沢山ありますし、本当に病院に行くかどうか悩む場合は行く方を選択してください。

たとえ待合室で何時間も待たされた上、結局大したことがなくすぐに帰され、何だか釈然としない気持ちになったとしても、重篤な病気で無かったということが分かっただけでOKとしましょう。病院へ行くのが遅れた為、処置が遅くなって症状が悪化してしまった、ということになったら目も当てられませんからね。。

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