お医者さんの接待

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握手

2012年4月、医療用医薬品製造販売業公正取引協議会(医薬品公取協)による公正競争規約の新運用基準がスタートしました。

まぁ普通に生活している我々にとっては全く縁が無い規定なので、ナンノコッチャって感じなのですが、いわゆる製薬会社のお医者様に対する接待についての決まりということになります。

製薬会社の人が医者に接待??なぜ??


医者はそれぞれが患者さんに使用する薬を自分で決定する事ができるんです。同じ薬でも、製薬会社によっては使い方が若干違ったり、薬の配合?ですかね、その辺はちょっとよくわかりませんが、同じ病気にも薬の効果の有無や速さなどが違ったりするみたいなので、例えばドクターによっては、ここの会社の薬が使いやすくて好き!とか、この病気のこういう治療にはこの薬じゃないとダメ!みたいなものが漠然とあるようで。

もちろん医者としては、より効果が出て、より使いやすい薬を起用したいと思うわけですが

そういうわけなので製薬会社は、「我々の薬はこんなにも素晴らしいんですよー!先生ぜひ使って下さいー!!」ってことをアピールするわけです。いわゆる営業ってことですよね。

病院には、医局と呼ばれる医師の控室があり、その部屋の前には製薬会社の医薬情報担当者(MR)の方々が、廊下にずらーっと並んで医者が出てくるのを待っています。

医局から医者が出てこようものなら

「先生!弊社の新薬の製品とパンフレットとになります。どうぞ!どうぞ!

と、すごい速さで歩く医者の横を同じ位のスピードで追いかけながら声をかけています。

1人の医者に群がるように製薬会社の方々が付いて回る姿を見るのは、なんというか映画みたいな世界だなぁなんて思ったものです。明らかに年下の研修医にまで、ペコペコ頭を下げている姿を見ながら、「製薬会社さんて大変だよなぁ」なんていつも思っていました。

それでまぁ、この営業の延長にあるのがおそらく接待ということになるのですが

院内研修として、製薬会社からの講義などに参加すると「来てくれてありがとうございます」と言わんばかりの豪華なお弁当を付けて頂けたり

飲み会やゴルフなど、看護師の私では分からない世界の接待が、色々と行われていたようです。

しかし今回の規約がスタートしたことにより、接待の上限金額を2万円。これまで認めてきたゴルフやカラオケ、観劇やスポーツ観戦、2次会の費用を出すことも禁止されたとのこと。

その他商談や打ち合わせを伴う飲食は5000円を上限に、製品説明会などの弁当や茶菓は3000円を上限に決められたそうです。

・・・こうやって、わざわざ公的な規約として上限を設けなければならないほど、接待というのはエスカレートしていくものなんでしょうかね。医者も人間だし、より良くしてくれた製薬会社さんの薬を使ってあげようかなー?なんて思ったりするのでしょうか。

飲み会やゴルフはよくわかりませんが、確かに勉強会を沢山開いてくれる製薬会社さんの方が、その薬について詳しく知れるし使ってみようかなって思ったりはするのかもしれませんね。

まぁ医者も看護師も通常の業務が忙しいので頻繁に勉強会なんて行けないから、結局製薬会社さんが医局の前に張り付かなければならなくなるのかもしれないのでしょうが。

そういえば、以前あったNHK連続テレビ小説の梅ちゃん先生でも「ひろし君」が自分の会社の薬を使ってもらえるように論文の資料調べをしていましたよね・・・。

多分、私の知らない世界はまだまだありそうです。

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