入院患者の常用薬

     コメント : 0 

入院患者の常用薬

入院される患者様を担当する際、その患者様に対して行う仕事って色々あるのですが、その中で患者様の基本情報(連絡先や病歴など)を教えていただきまして(・・・いわゆる、アナムネというやつですね)

その際、今までご自宅で飲んでいた常用薬について必ずお尋ねします。

そして、現在も継続して飲んでいるというお薬を一度預からせて頂く為に持ってきて頂くのですが。。

時々、考えられないほどの薬の束を、山のように持って来られる方がいらっしゃるんです。まるで食事か!?って位、3食と寝る前などに大量に内服されているらしく。

ここで言う薬とは、病院で指示して飲んでいただいている薬だけではなく、例えばサプリメントとか常用しているドリンク剤なども含まれます。

最近はテレビショッピングなどで健康になる薬、とか関節が強くなる薬、とか、若返る薬、みたいなものが溢れてますからねー。そういった謳い文句が大好きで買い漁っては飲まれているご年配の方も、実際少なくありません。

健康な方がご自宅で自己管理される分には自由ですので、全く構わないのですが、相手は今から病院へ入院し、治療を行う方々になりますのので、こういったお薬関係は、基本的に一度全部預かりまして、内容を全て確認して記録しておき、担当医に確認を取るという事が通例になります。

その中には、もしかしたら治療を妨げるようなお薬が入っているかもしれませんし、入院期間中も服用する必要があるか、もしくは一時的に中止してもらうか等、入院中は全て担当医に決めてもらうわけですね。

今までどんなお薬を飲んでいたか、というのも大事な患者情報になりますので。

そしてその確認というのが、薬の名前飲み方(1日3回食後とか)、残数など、全て1粒1粒確認するんですよ。預っている間、薬が無くなってしまった!という事故を防ぐためにも、薬が何粒あるかということまで全部確認をし、記録しておきます。

そうしておけば、入院中に内服していれば、おおよそいつ頃に薬が切れてしまうかが把握しやすいので。。

そうやって薬を一時的に預かるのですが、たまにご丁寧に薬の袋を1つ1つ切り離してバラバラにしたものを、ビニール袋の中にガサッと入れて渡されることがあるんですよ。薬の種類もバラバラなので袋の中はめっちゃカラフル

そうなると1粒1粒何の薬でいつ飲んでるかなんて確認するのは大変骨が折れる作業になります。

「これ、どうやって管理してるんだよ!」(心の声)

「ビタミン剤こんなに飲む必要なくない!?」(心の声)

「この色、何の薬だよ!?」(心の声)

めっちゃ地味な作業ですが、これってすっっっごく大変なんですよねー。本当面倒です。

もちろん担当している患者様はその人だけじゃないので、他の方のケアをしつつ、空いた時間を使ってせっせと薬を数えたりするんです。

中には、どうしても薬の内容がわからないものなんかもありますので、その時は薬剤部に持って行き、薬の鑑定を依頼します。あまりにも量が多すぎる場合は、薬剤師さんも一緒に、ヒーヒー言いながら数を数えたり確認をしたりします。

せめて薬を貰う時に一緒にもらえる案内の紙を提出してくれると非常に助かるのですが。。

ご年配の方は、意外と自分が何の薬を飲んでいるかを知らないという方も少なくありません。とりあえず飲んでおけば良さそうな気がするという気持ちで、よくわからない効能の薬を飲まれている方もいらっしゃいます。

最近では全国民がお薬手帳を持つことを義務付けられるようになったのですが、まだまだこちらも浸透していないという事が現状です。1つの病院に通われている方はともかく、色んな病院からそれぞれ薬を貰ってる方など、実は同じような薬を被せて飲んでいたり、すでに飲む必要が無い薬を常用されている方も少なくない印象があります。

患者様の全身状態を確認し、必要な薬だけを選定するというのも病院の大事な仕事の1つです。色々な薬を飲み過ぎて、極端に言えば大事な薬が効かなくなるという病気もある位ですからね・・・・

個人的にはかなり面倒で、薬の確認という仕事はめっちゃ嫌いでしたが、それも大事な仕事の1つでした。

スポンサードリンク

 - 看護師の仕事