○○を呼ぶ人

      2014/06/06  コメント : 0 

急患

タイトルを見るだけだとなんのこっちゃわからないですよね。

しかし看護師の中には「呼ぶ」人がいるんです。

呼ぶ? 何を?

幽霊?

イヤイヤ、違う。

それは

急患です。


急患とは、いわゆる急病の患者様のことでして、例えば救急車で運ばれて緊急手術になった方だったり、急に具合が悪くなって入院が必要になるという、看護師側から言えば「予定されていない入院患者」という意味合いでこの名称を使います。

病院に入院する人は、だいたい診察を受けて入院が必要と判断され、病棟に入院予約を取る形で入られる方が多い為、その日に入院される患者の人数とかある程度把握できたりするんですよ。

ただ、当然事故や急性の病気は予測できない為、今から入院!という場合も少なくないんですよね。

なのでそういった場合、入院できる部屋を確保する為に「今から救急患者がそっちに行くよー」みたいな電話が救急外来から病棟にかかってくるんです。

昼も夜も関係無く運ばれてくるのが「急患」です。

予定されていない入院なので準備に時間がかかるし、何より基本的にそういう方は緊急手術が必要だったりと重症の場合が多い為、急患が入るというのは看護師としてもちょっと大変な出来事だったりします。

そして、これはもう間違いなく偶然に違いないのですが、とある看護師が働いている時にだけ、何故かやたらと急患の受け入れ要請の電話がかかってくる事があるんですよね・・・

まるでその人が急患を呼び寄せてるんじゃないか、って疑いたくなるほどの確立だったりするんです。。

それで、そういう星の元にいる看護師の事を、勝手に「呼ぶ人」なんて言ったりします。

お昼間はスタッフの数が多いので問題は少ないのですが、夜勤の時などは勤務している人数が少ないので急患が要請されたらかなり大変です。

夜勤の仕事をこなしながら急患の担当に付いて処置をしたり、病状によっては病棟を離れて医師の介助に付いたりする必要があります。

ただでさえ少ない人数で勤務している夜勤で1人スタッフがいなくなるというのは他のメンバーにとっても相当な負担なんですよね。

なので、夜勤で働く時はいつも「今日は急患が来なければいいなー」なんて常に思っていたりします。

そんな中、夜勤で一緒に働くメンバーの中に時々、その「呼ぶ人」がいたりするわけですよ。まぁ本当にその看護師が呼んでいるわけではないので半分冗談みたいな会話だったりするのですが

「山田ちゃん(仮名)、今日は頼むから呼ばないでよねぇ~笑」
「いやーそんなつもりは無いですよ~」

みたいな。

夜勤前のよくあるお話です。

ただ、普段あまり忙しくないような夜勤でも、なぜかその山田ちゃんが一緒に仕事をしていると高確率で急患の受け入れ要請があったりしまして、こんなはずは無かったのに猛烈に忙しくなるんですよ。

予定外の出来事なので、スタッフ皆で対応するのに精一杯です。夕飯を食べる事すら忘れてしまったり、休憩が充分に取れなくなってしまったり。後回しにしていた看護記録は勤務時間終了後にしか書けなかったりして。。

そんな忙しい夜勤を乗り切った勤務終了後は

「もう、やっぱり山田ちゃんが呼んでるし~
「いやいや、私のせいじゃないですから~(泣)」

ってな感じで会話が繰り広げられます。

平和な夜勤が一番ですね。。

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